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活動報告

2012年10月FOLENSセミナー:黒部実習
NPO地域づくり工房 / 川上ミニ水力発電所 大町ダムの内部を見学 黒部ダムの放水

10月11-12日、国際環境農学(IEAS)と合同で長野県にフィールド実習に行きました。今回の実習の目的は、長野県の水力開発の歴史、システム、可能性と制約条件について学ぶこと、そして雄大な自然に慣れ親しむことでした。
初日、まずは長野県大町市にある「NPO地域づくり工房」の傘木代表より同市で取り組まれているミニ水力発電事業について解説して頂き、実際に二つのサイト、「川上ミニ水力発電所」と「駒沢ミニ水力発電所」を訪れました。いずれも100ワット未満の発電量で規模は小さいながらも地域の自然資源を生かした発電風景を見ることができました。次に、ロックフィル形式の七倉ダム、コンクリート重力式の大町ダムを訪れました。七倉ダムでは、200段近くある階段を上ってその壮大さを実感!大町ダムでは、大町ダム管理所のご協力を頂き、ダム内部、ダムゲート操作室の両方を見学させて頂き、ダムの果たす役割について深く学びました。二日目の朝、日本最古の水力発電所である宮城第一発電所を訪れ、中部電力の大町電力所の皆さまのご協力を頂き、107年前にドイツから輸入された発電機を見学し、水力発電の仕組みを学び、その歴史の深さを実感しました。最後の訪問場所は日本最大級のダムである黒部ダムへ。アーチ式コンクリートダムの大きさ、自然との調和の美しさに圧倒されました。
今回は大小様々な規模の水力発電の現場を訪れて、これからのエネルギー問題を考える契機を得ることができたのではないかと思います。(AI)

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