使ってみよう部分空間法 -部分空間法体験実習-

部分空間法は画像や音声などの高次元パターン分類に有効であり,これまでに文字や顔認識,音声認識や異常検知等さまざまなアプリケーションに応用されてきました.これは部分空間法が実装が容易であるにも関わらず,高い精度で高速にパターンを分類できることが利用される要因の一つと考えられます.そこで本講演では,フリーのプログラミングソフトウェアであるScilabやOctaveを使って実際に部分空間法のプログラムを動作させ,部分空間法の利点を実感してもらうことを目的としています.自由に編集できるプログラムを配布しますので,部分空間法をすぐに研究等に応用することができます.是非この機会に部分空間法に触れてみてください.

講演時間:7月28日 12:00 - 13:00
場所:軽井沢プリンスホテルウエストバンケットホール長野 (この3分の1スパン)
講演者:堀田政二(農工大), 天野敏之(奈良先端大), 玉木徹(広島大)

本講演ではScilabまたはOctave (MATLABでも可) を用います.受講される方は,予め講演で用いる手書き数字データ (USPS)とソフトウェアおよびプログラムを以下のインストールガイドに従ってインストールしてください.プログラムやデータの保存先へのパスの中に日本語が入らないようにご注意ください.当日の会場では,コンセントの数が十分確保できない可能性がありますので,予め充電等で電源確保ができない場合でも対応できるように準備をお願いいたします.ご不便をお掛けしますが何卒ご協力の程,宜しくお願いいたします.

手順1:USPSデータのダウンロード
以下のファイルを作業用フォルダにダウンロードして解凍してください.USPSというフォルダができ,その中に4つのテキストファイルができれば成功です.

手順2:ScilabとOctaveのインストール
ScilabかOctaveのどちらかを以下のインストールガイドに従ってインストールしてください.
MATLABを使用される方へ:今回はImage Processing Toolboxに含まれる
imshowを用いていますのでご注意ください.

手順3:プログラムのダウンロード
以下のリンクからプログラムを作業用フォルダにダウンロードしてださい.
本講演で使用するプログラムはLinuxでは上手く動かない場合があることが
確認されていますのでWindowsで実行することを推奨します.
なお以下のプログラムは,使用者の責任のもとで自由に使用できます.
Scilab (S-JIS)
step1.sci
step2.sci
step3.sci
Octave (EUC)
step1.m
step2.m
step3.m
Octave (S-JIS)
step1.m
step2.m
step3.m

発表資料

部分空間法研究会2008