2022-08-26 mussetの博物館紹介「ハンク式紡糸機」
#ハッケンコウケンサポーターNo_9
これは人類最古の工業的繊維製造機であるハンク式紡糸機。
小金井キャンパスの科学博物館(@tuatmuseum)に常設展示されているワン。
ハンク式紡糸機はワタを原料に繊維を作る機械なんだワン。
ワタの種子に付いた実綿は繰綿機で種子と分けることで得るんだけど、これだと種子に短い繊維が残っちゃうワン。
それを余す事なく繊維にするのがこの機械。
水酸化ナトリウムとアンモニア銅が繊維に付いた種子ごと溶かして液体にしちゃうワン。
液体は機械の並んだ筒の中部分に入り、筒の下にある漏斗の細い口からなんと1本の繊維となって出てきちゃうんだワン!
青い帯のように見えるのはその繊維を巻き取った束。
繊維は銅イオンの色で青色なんだワン。
最後に酸で洗って糸が白くなれば、このハンク式紡糸機は任務達成だワン!
ワタから直接取った繊維は植物繊維の綿って呼ばれるんだけど、この機械を通して得た繊維は再生繊維の銅アンモニアレーヨン(キュプラ)って名前になるワン。
レーヨンはシワになりやすい代わりに吸水性と染色性に優れていて、服地や裏地、工業繊維なんかに今でも使われているワン。
この機械は日本化学会から化学遺産として認定してもらえるくらい貴重な資料。
農工大の博物館には他にも繊維の歴史において重要な道具や機械が並んでるんだワン!
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